紅茶畑の子供たち 〜バングラデシュの紅茶を楽しむ会〜
特定非営利活動法人 ESAアジア教育支援の会とのコラボレート企画
講師 今西乃子氏
ぼくの夢は学校へ行くことバングラデシュ〜紅茶畑の軒下教室から〜 著者:今西乃子 / 浜田一男 出版社:佼成出版社 本体価格:1,500円 |
今回お話をしていただいた今西さんは、紅茶サークルCha Tea が参加しているNGO団体ESAの理事であり、上に紹介した本の著者でいらっしゃいます。スライドを使用しながらバングラデシュの茶園のお話を聞かせていただきました。 まずは、地図でバングラデシュの場所を確認。インドに近い場所で、イギリスから独立した国だそうです。首都はダッカ、言語はベンガル語です。茶園ではアッサム種が栽培されているそうです。いつも飲んでるアッサムとくらべながら、実際にバングラデシュの紅茶をテイスティングしてみました。ものすごく個性があるというわけではないのですが、ちょっと違いがありました。飲みなれていないせいか、アッサムより少しくせがある感じ。渋みというか苦味が少し加わったような。チャイにするのにおすすめだそうです。 そして今西さんのお話が始まりました。まずはESAの紹介(ESAのページはこちら)とバングラデシュという国について。バングラデシュは人が多く、力車(いわゆる人力車)がたくさん走っています。主食はカレーが多いそうです。 紅茶畑でお茶をつむのは主に女性の仕事。子どもも労働力として働くことが多いそうです。乾季を除いて毎日お茶をつみ、1日約23キロを収穫します。重労働のわりには収入が少なく、約56円。ペットボトルの水1.5Lが2本でこれくらいの金額になってしまうそうです。医療も最低限のものしかなく、亡くなる子どもも多いのです。 茶園のオーナーは労働者達に余分な知恵をつけさせないで働いてもらうことで、安い労働力として使えるので、あえて教育を受けさせようとしないのです。そのため労働者達は茶園の中で一生を過ごすことが多く、将来の夢を持っている子ども達がほとんどいない、いえ「夢を持つということを知らない」のです。 普段子ども達を中心に講演をしていらっしゃるという今西先生のお話は大変わかりやすく、厳しい現状を伝えながらも楽しいエピソードも盛り込まれていて、1時間の予定の時間があっというまに過ぎていきました。途中時計を見たときに、「えっ、もうこんなに時間が経ったの!」って思うくらいお話に引き込まれて、夢中で聞いていました。 お話が終わり、実際にバングラデシュの紅茶にクッキーをそえて、持参してきたマイカップでいただきました。コクがあって、色もしっかりとでているので、ミルクティーにすると特においしく感じました。 |
【今西さんの著書紹介】
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もう一冊会の中で紹介された本がありました。 最後の方に今回お話のあった内容と同じようなお話が書かれているそうです。
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二次会の親睦会は会場が変わるため、参加者全員で浅草まで移動しました。浅草のイメージとは全く違うおしゃれなお店に一同びっくり! 上階のパーティールームを貸しきってブッフェタイプのお食事です。イタリアン中心の食事は美味でした。またコーヒー・紅茶がおかわり自由になったのですが、紅茶のなくなるスピードが尋常じゃなくて、きっと店員さんはびっくりしたことと思います。だって、持ってきていただいた直後にポットが空になるんですもの(^^; 何回持ってきてもらったことやら・・・。きっとすごい量の茶葉を使ったことでしょう! 窓から川を見下ろすことができ、とっても良い景色。暗くなってくると、ライトをつけた船や街が綺麗に見えてきました。 会場内では今西さんの本やESAで扱っているスパイスと紅茶の販売もありました。試食として持ってきていただいたキーマカリーとタンドリーチキンがとっても美味しくて、皆さん販売に殺到。私はスパイスセットを購入しました。これも支援の一部になるのだそうです。お茶会参加費も支援の一部として使われているとのことなので、バングラデシュに想いをはせながら、これからもお茶会に参加したいと思います。 楽しく食事をしながら、ゆっくりと皆さんとお話することが出来て良かったです。一緒のテーブルでお話してくださった皆様にも感謝しています。新しい企画としてESAのカレースパイスを使った会をする?なんて話も出て・・・実現すると楽しいでしょうね。とりあえずは販売していただいたスパイスで、おいしいカレーにチャレンジしてみたいと思います。 |
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